有料の進学塾の形態には大きく分けて四つの形があります。

①学校と同じような集団塾(少人数のクラスもあります)

②個別指導

③自立支援型と呼ばれる自習中心の授業(公文式のような形)

④映像授業

各形態の塾には大小さまざまな形があり、また併用されていたりします。

たとえば、

個別指導と謳っていても、1対1の授業もあれば、2対1、3対1、時には4対1で授業を行う塾もあります。

また、

マンツーマン授業といいながら、家庭教師のように完全な1対1ではなく、講師が巡回しているだけであったり、

自習時間がやたら長かったりと

特に個別指導にはさまざまな形態があり、


大げさな広告が目立ちます。

 

世の中に今噂されるブラックバイトも個別指導塾が多いのが現状です。
(この理由は後で説明します)

しかし、中学生を中心に、最近では高校でも

世の中の主流は、「個別指導」にあるようです。

なぜ「個別指導」が求められるのか?

 

それは、わからないところを生徒に合わせピンポイントで教えてくれるからです。

また、いつでも前年のわからない箇所を説明してもらえたり、前に戻って何度でも説明してもらえると

親たちは考えます。

また、集合塾では、簡単にボーっとして手を抜いたりすることができ、

わかっていることの説明を聞くのは時間がもったいないと親たちは考えます。

学校で聞いてもわからないのに、集合塾で聞いても授業内容はわからないと考えていることが多いようです。

残念ながら

これらの親の思惑は、期待はずれのところが多いように思います。

 

まず、「わからないことをピンポイントで聞ける」ですが、

生徒たちは、基本的にはわからないところを自分で解決する方法を学ぶべきで、

わからないことをすぐに質問することが、生徒たちにとって良い場合はそんなに多くありません。

自分である程度思考し、思いつかない場合は、解答を確認したり、教科書を調べる。

そして、何よりもその場でそれをしっかりと暗記する。

それができないと、学力はつかないし、先に進めません。

教科書や、解答にいくらでもヒントは載っています。調べることでものすごく学力がついていきます。

個別指導でもそのような指導は当然できますが、

ある程度の問題を自分で解決できる生徒は

実は、集合塾のほうがメリットが多いでしょう。

集合塾には「競争」と「一体感」があるからです。

同じ、受験に向けて戦う仲間がいることは、とても心強く、精神的にも安定するものです。

では、自分である程度の問題でさえ、解けない生徒は個別指導なら大丈夫なのか?

個別指導で本領発揮といきたいところですが、

そのような生徒は、

「わからないところ」がわからない状態であることがほとんどです。

このような場合、

多くの個別指導塾では、


「わからないことをピンポイントで聞ける」

授業をしているのではなく、


「テキストを順番に解いて、わからなかったら聞く」

という授業になってしまいます。

これでは、集合塾とそう変わらないと私は思います。

自分からここを教えてくださいと言える生徒はまれで、そのような生徒でも、

質問は毎回ではなく、テスト前にいくつかある程度です。

また、「個別指導ではさぼることができない」ですが、

そんなことはありません。

問題をろくに考えず、「わからない」とすぐにどんどん講師に説明させたり、

他の生徒を講師が見ている間は、まったく解かなかったりと

やる気がない生徒は、やはり個別指導でも効果はありません。

個別指導の説明の方が理解できるというのも、結局は講師の能力次第で、

残念ながら「個別指導」の大きなメリットとは言えないのです。

そして、個別指導塾最大の欠点は、

「慢性的で、半永久的な人材不足」です。

ご存知の通り、塾は営利企業です。

利益を上げるために、授業料を頂いているわけですが、

個別指導塾の場合、当然、生徒一人当たりの単価を相当な価格で設定しなければ、

採算がとれません。

単価が安く見える個別指導塾には必ずカラクリがあります。

先に出てきたブラックバイトがその一例です。

人件費をどうにか安く抑え、システムで勝負しょうとするのが個別指導塾です。

当然のことながら、有能な人材はそう多く集まりません。

学生バイトに頼らざる得ないのが現状でしょう。

想像してみてください。

たとえば

林修先生ほどのインパクトがあり、有能な講師が、個別指導塾で指導すると、

どれくらいの費用がかかるでしょうか。

本人への給与と、会社の利益、経費、

個別指導では、1週間に指導できる生徒数はかなり限られてしまいますから

一般的な家庭が支払える額に収まるとは到底思えません。

個別指導塾を選ぶ場合は慎重に選択する必要がありそうです。

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