やめていく生徒たちは0にならない

おそらく、どんなに良い塾でも退塾者が「ゼロ」の塾はないのではないでしょうか。

つまり、100%の確率で生徒たちの成績を上げたり、第一志望の学校に合格させる。そのような理想の塾はこの世の中に存在しません。

もちろん、それを言い訳に、努力することをしない塾は論外だと思いますが、通う側にもある一定の責任があるのも事実でしょう。

私はかれこれ十年以上塾を経営していますが、正直に言うと、良い塾とは本当はどのような塾なのか?時々経営方針に迷いが生じる時があります。おそらく、来てくださる全ての生徒を完全に満足させることは、物理的に不可能ではないのかと思うのです。

人間に相性があるように、おそらく塾も人それぞれ相性があり、相性が良い塾を選ぶことが、とても大切だと思います。

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生徒たちの本音は見えない

一生懸命に教えている生徒がやめていくときは、どうしてもその理由が知りたいものです。

引っ越しや目標の変更、経済的理由など、やむ得ない理由でやめていく生徒たちは、向こうからも理由が言いやすいので「お世話になりました」と笑顔で理由を言ってやめて行きます。

それ以外の理由、例えば、他に良い塾がありそうだから、成績が上がらないから、講師が好きじゃないからなど、言いにくい理由を持ってやめる場合は、なかなか直接言えないので、濁したような理由でやめていく生徒も多くいます。

その生徒に愛情を持って接していればいるほど、塾講師にとってそれは、「ショッキング」な事件です。しばらく、ショックが尾を引くこともあります。

私自身も、経営者なので、生徒たちや親の本音を見抜こうと気を配っているのですが、突然「晴天の霹靂」のように、やめないと思っていた生徒が、よくわからない理由でやめていくという経験が何回かあります。そんなときは、流石に落ち込みますねえ。

塾をやめるときは、できるだけ、本音に近い理由を伝えてあげてほしいものです。それが、「成績が上がらない」からという理由でも、相手に感謝や尊敬の心を忘れず伝えれば、今後街でバッタリ出会ったときでも、何かの変化で塾を再開したときでも人間関係が上手くいくような気がします。

最悪な捨て台詞

最も、気分が悪いのが、「成績が上がらないからやめます!」と当て付けのように、捨て台詞を吐きやめていく親です。たまにですがいます。

おそらく、「高いお金を払っているのに、成績が上がらないってどう言うこと、この授業料ドロボーが!」と、こちらを怒りたいのでしょう。そう言う気持ちにさせてしまったことは申し訳ないと思いますが、やはり、いい気分はしません。それどころか、今まではなんとかしてあげたいと頑張っていた気持ちが、翻って憎さに変わってしまい、子供に街であってもいい気分はしないでしょう。

仕事とはいえ、手を尽くしてもこのように思われてしまうことがある商売が塾という商売なのかもしれません。

 

塾をやめようと考えている方へ

よほど、相手が礼儀に欠けていたり、授業が酷かったり、契約上の約束を反故にしていない限り、礼は尽くしましょう。感情的になることは避けて、少々美味しくなかった料理でも、ごちそうさま とひとこと言ってレストランを後にするように、塾をやめる時も気分良く後にしましょう。可能なら理由を丁寧に伝えましょう。それが他塾に行くでもいいと思います。それが、子供のためにもなり、親自身のためにもなると思います。

子供の成績が上がらない本当の理由は、塾にない場合がほとんどです。塾を変えることは悪いことではないと思いますが、そのことで、親自身の人間的価値、ましてや子供の印象を悪くするようなやめ方はしたくないものですね。

 

 

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