地頭力(自頭)分析の目的

地頭力をレベル分けする目的は次の三つです。

①偏差値ではわからない、余力の有無を分析することによって、子供たちのやる気や可能性を引き出します

②レベル分けで、余力がないと判断される場合は、子供たちに合った進路を早く選択することによって、将来「最大限」力を発揮できる可能性を高めます

③子供たちの進路や教育へ、最も効率的な投資の手助けをします

 

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5段階にレベル分け

レベル分けは5段階で行います。レベル分けは、以下の通りです。

レベル5
難関大学や国立大医歯薬系など高偏差値を狙える可能性あり
レベル4
難関大学や医歯薬系は難しいかもしれないが、国立大学の大部分、学部によっては早慶にも挑戦できる
レベル3
国立大学への合格は、本人の性格力次第(全力を出せるかどうか)MARCH(明治、青山学院、立教、中央、法政大学)、関関同立大学目標で妥当か難関大学を狙うことは避けた方がよい
レベル2
国立大学を目指すことは避けた方がよく、教科を絞って一般的な私立大学、もしくは専門学校を目指すことが適当。よほどのモチベーションがあり、奇跡を起こすつもりでワンランク上の学校を目指すことも可能。AOや推薦入試をフル活用することが本人のため
レベル1
大学を目指すより、まずは、自分の特技を伸ばすことに集中した方が本人のためになる。高校普通科には進学しないほうが妥当。商業高校や農業高校、工業高校、スポーツ中心の学校などで、その特技を活かしたいところ。学校の勉強がすべてではない。人よりも優れた部分を伸ばすことに集中しよう

高校での判定は、より将来の進路に直結します。だからより慎重にするべきだとは思いますが、より年齢が高い分、判断もし易く的確に判断できることが特徴です。

 

それぞれのレベル分け特徴と対策

レベル5

このレベルの生徒は、高校の普通科の勉強でも学校の授業だけで、基礎知識が身についていきます。暗記に特別時間を要したり、理解することに苦労することがあまりありません。または、学校の授業そのものがあまり必要ないのかもしれません。なぜなら、教科書に、そして参考書、問題集に理論、知識、すべてが書いてあるからです。

レベル5の生徒は、それらを読めば理解し、理解度が深いためある程度知識も定着します。例えば、数学や物理は公式を暗記するのではなく、導き出すものだと自然と理解してしまいます。

このレベルの生徒に対し、塾や予備校、学校の役割は、情報と、学習する環境を提供することにあります。また、このレベルの生徒の親がすることは、環境を整備することにつきます。気持ちよく、そして適度な負荷をかけた勉強が必要です。難解大学へのモチベーションを高め、日々精進させることができる環境を整えましょう。

 

レベル4

高校普通科の勉強を、頑張ればできるのに勉強をしない子がこのレベル4にあたります。中間、期末テスト程度の問題であれば、一夜漬け程度で、ある程度の点数はとれてしまうことが多いです。

このレベルの生徒は、周りに流され遊んでしまったり、部活に足を引っ張られている生徒も多いのが特徴です。高校生の場合、模試を受けることがほとんどですが、全国模試偏差値が30台、40台の生徒にもにもこのレベルの生徒はたくさん隠れています。

判断の方法は、高校普通科数学の問題を抵抗なく、もしくは少し考えて理解していくことができます。また、英文法や古文、漢文文法についても的確に理解していくことができます。教科によっては理解できず、まったくわからないと拒絶反応を起こす教科がある場合はレベル3です。

レベル4の生徒たちは、勉強習慣がないため、力が発揮できずにいます。「ビルギャル」の主人公のような奇跡を起こす生徒もいるはずです。地頭力はかなりあるが、勉強に興味や執着がない場合です。

中学のときは、勉強をたいしてせずとも点数をとれたのですが、高校では勉強量が物を言うため、レベル4の生徒は、高校に入り、急激に成績が落ちていく生徒が多数います。この場合、高2の冬までに、なんとかモチベーションに火をつけたいところです。やればできる生徒たちです。

「いかに本人のやる気を出すか?、本気を出させるか?」ここが大きなポイントとなりますが、ここが難しい。正直、本人の自覚、性格、プライドなど、本人に任せ、信頼するしかないことがほとんど。果報は寝て待て。。。。か

もし大学受験に失敗した場合でも、浪人という選択肢もぜひ検討をすべきかもしれません。

とにかく、モチベーションアップに工夫を尽くしましょう。

レベル3

レベル4にも書きましたが、判断の方法として、高校普通科の勉強で英数国のいずれかに、拒絶反応に近いような、苦手意識を示します。

勉強しても、勉強しても、その教科はなかなか伸びません。中学のときから、まじめで、勉強時間が長いにも関わらず、高得点がなかなかとれなかったり、難問の多いテストでは大きく点数を落としてしまいがちです。

また、数学が苦手に感じる子が多いのもこのレベルです。このレベルでの対策は2種類に分かれます。

①比較的入りやすい国公立大学を目指し、苦手教科をカバーするくらい得意教科に力を入れ伸ばす。

②国立大学を早めにあきらめ、私立大学を軸に、自分のやりたいこと、進みたい道を極める。教科を絞る。

レベル3の高校普通科の生徒では、国立大学に遠く及ばないにも関わらず、苦手な数学に勉強時間をたくさん使う人をよく見かけます。その時間があれば、英単語をひとつでも多く覚え、日本語訳の練習をとことんするほうが将来のためです。

日本の高校普通科数学は、このレベルの生徒にとって難しすぎます。(やる意味がありません)大学数学は当然、もっと難しいので、理系大学への進学は慎重に(プログラミングが得意など何か特技が必要、または医療系などはあまり数学は関係しないかも。。)

レベル2 レベル1

高校普通科の勉強で、英数国のうち、2教科以上が壊滅的です。数学では、基本的な問題、公式の使い方でさえ、説明を受けなければ理解がままなりません。英語も中学レベルが完全に理解できていないため、高校での英文法を前にすすめることができません。

本来、このレベルの学生は、高校普通科に進学すべきではありません。16、17、18の伸び盛りの時期、自分の好きな何か、スポーツでも、芸術でも、文学でも、語学でも、ゲームでも、何かをとことん突き詰めましょう。誰にも負けないくらい。そして、広い視野で進路を選択してください。大学がすべてではありません。もちろん、大学でだってやりたいことがあれば進みましょう。必ずあなたのやりたいことに応えてくれる大学はあります。高校の勉強が必要のない大学学部だっていっぱいあります。そして、その学部は世の中にはなくてはならないものです。

取れる資格もたくさんあります。また、高校や中学の勉強ができることと、社会で、会社で活躍し、社会人として信頼を勝ち取ることはまったく別物といっても過言ではありません。早く、そのことに気付き、将来の武器を手に入れるべく、高校生活を有意義に過ごしてもらいたいものです。

高校生のレベル分けまとめ

高校生のレベル分けで大切なことは、適性を見極め、高校の早い段階で、自分の進路を意識することです。自分のレベルによっては、早い段階で有名大学をあきらめることだって立派な選択肢です。将来のために、何をすべきかを高校の段階で的確に決めることができることはすばらしいことです。

親は、そのサポートをすることが理想ですが、大学名にこだわり、そこが人生を左右すると思い込んでしまっている人を多くみかけます。それは、子供たちの可能性を逆に潰してしまうことにもなりかねません。

そして、このレベル分けは、人としてのレベルを分けでは絶対にありません。あくまでも人それぞれの個性の可能性を発揮するため、大学や進路選びの手助けとしたいだけです。

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