反抗期の勉強へやる気がない高校生にどう対応するべきか

中学生までは無理やりやらせることでも乗り切れたが

一般的にスパルタ教育が有効なのは中学校の知識くらいまでです。厳しく、無理矢理にやらされてもなんとか知識はついていきます。知識量が少ない中で戦うので点数も高得点をとることも可能です。しかし、なんとか高校に入学し、高校普通科各教科の勉強、大学受験、国立大学以上のレベルを目指すとなると、そうもいかなくなります。

ここでは、ある程度の持って生まれた才能と、精神的な自立心や自制心、やり抜く力、 そしてなによりも自分の将来に対する「やる気」が必要不可欠になります。これが、強ければ強いほど、さまざまな自分自身の欠点、置かれた環境の不利な点をカバーし、自分の人生を良い方向へ変えていく力ことができます。

しかし、高校生になると、力も付き、自分の考えを持ち始めた子どもたちは簡単に親の言うことを聞きません。もちろん、真面目に勉強を続ける子供たちもいますが、遊びたい盛りの高校生たちは勉強をしなければならないとわかっていながらできないしない人たちが大勢います。特に反抗期である高校生はとにかく親に反発したくなる衝動にすぐにかられます。「勉強しなさい」と言おうものならそれが「チャンス」と無理やりに遊ぶことさえするのです。親であるご自身も経験がある方は多いと思います。

では、勉強しない、反抗期の子供たちを目の前にしたとき、親はどうすべきなのでしょうか?

 

スポンサーリンク

高校生にもなってやる気がないことはない

実は、反抗期の高校生のほとんどは、実は心の奥底に「やる気」を隠し持っています。一見親に反抗して、遊んでばかりいるように見えるかもしれません。親の思い通りとはほど遠い生活態度かもしれません。しかし、よく考えを聞いていると、ほとんどの子供たちが、「本当はやらなければいけない」とわかっているのです。

親としては、まず、そこに気付いてあげましょう。勉強をさせたいからといって、頭ごなしに「勉強しろ」と自分の部屋に閉じ込めたり、塾に無理やり行かせたり、遊び時間を奪ったり、力技で勉強をさせることは、反抗期の子供たちには、反抗への栄養を与えているだけで、完全な逆効果になります。

まず、親としては、「あとはあなたを信頼し、任せます。 将来生きていくため手段を自分で探し選択し、身に付けて進学しなさい」ということを態度で示しましょう。基本的には、あとは、本人に任せるしかありません。

もちろん、放任ではありません。相談にも乗ります。情報や選択肢もたくさん与えましょう。そして、彼らの自制心はまだまだ未熟です。ダラダラゲームをしすぎたり、夜遅くまで遊んだり、乱れた生活を正す厳しさは必要でしょう。しかし、「勉強しなさい」は言うだけ逆効果だと認識しておけば良いのです。

親はやる気の芽の下にある「土」のような存在であることが理想ではないでしょうか。いくら、たくさんの栄養を用意したとしても、やる気の芽が小さいうちは、栄養が多すぎると枯れてしまいます。小さな種から植物を育てるように優しく見守りましょう。多少親の計画とは違っても、親にはやる気の芽が見えなくても、信頼して、見守ることは、それを大きく育てることになります。

高校生のやる気を育てる例

実際効果があった例としてこのようなことを参考にしてみてください。人により感じるポイントが違うので反応を見ながら工夫しましょう。

  • 息抜きに映画や海外ドラマなど、人生観に直接訴える名作、良策を選んで見せる
  • 一人で海外留学をさせる
  • ドラゴン桜やビリギャルを読ませる
  • ボランティアで家庭教師や塾講師の手伝いをさせる
  • スポーツでも音楽でも芸術でも何かに本気で取り組むことの凄さやすばらしさを直接見せる
  • 親の必死で働いている普段見せていない姿を見せる

とにかく、彼らには一流の人の持つ、感動するパワーが必要です。心を揺さぶることがテーマです。焦らず続けましょう。本当にやる気になった高校生は強いですよ

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう