「中学受験を乗り切るために必要なこと」
ポイントは二つです。
①難しい問題ばかりを解かせない
中学受験の問題は、大人でも初見で解けない問題がたくさんあります。
なかには、詳しい解説、解答を時間をかけて読んでも、意味が理解できない場合があります。
そのような問題は、算数、理科に多い傾向ですが、
理解できない問題は、無理をして解くと、
「算数難しい」→「算数苦手」→「算数嫌い」
となってしまい、今後大学まで長く続く数学の勉強が、大きな荷物になってしまいます。
あくまでも、今は小学生
目先の合格に必死になりすぎて、勉強嫌いになると、あとの副作用がたいへんです。
やはり、大切なのは、「基本的な算数の考え方」、「文章を読み取る力」
です。
難しい問題は、他の生徒にとっても難しく、そうそう解けるものではありません。
まずは、基本的な問題を確実にとければ「よし」として前進しましょう。
難しければ良いと思っている塾の宿題や、
やたら量だけ出せば「親が安心」すると思っている塾の宿題など
ある程度解いて、答えを写したり、わからなっかたと空白で提出するような
「腹黒さ」も持つ必要があります。
そうしないと、ストレスを無意味にため込むことになりかねません。
②まだ小学生である子供は親のために勉強をしているということを忘れない
これは、誤解されがちですが、
子供が言う
勉強して「○○中学に受かりたい!!」
という言葉を本気でとらえてはいけません。
もっと小さかった頃を思い出してください。
子供が勉強しているのは、自分のため、夢のためではなく、
ほとんどは、「楽しい」からもしくは、
「親の喜ぶ顔が見たいから」
です。
小学6年生は、まだこれの延長です。
自分のため、夢の実現のために、自分から勉強しだすのは、もっとあとからです。
合格した子供は、
成長して、大人になってから親に感謝するかもしれませんが、
現段階では、子供は、
「親のために勉強」
していると、考えましょう。
もし、不合格になったとき、けなしてしまったり、
疲れていて、休みたいときに、「勉強しなさい」と怒ったり、
模試の結果に、大きく一喜一憂したり、
これらは、
すべて、深く子供たちを傷つけることになります。
そのフォローぐらいは、
子供たちも頑張っているのですから、大人も気を使いましょう。
思い通りに成績が上がらなくても