中学受験は努力よりも持って生まれた能力に大きく影響される

残念ながらこれが事実なのです。もちろん、反論される方も多数いらっしゃるでしょう。私自身も、自問自答を繰り返してきました。中学受験には、大きく分けて、公立中高一貫、公立附属中学、各私立中学とありますが、それぞれ大きく問題が異なります。

また、公立中高一貫校は全国で適性検査と言われるものを実施し、受験勉強をしてもしなくても、本人の能力そのものを見ようという試みが見られます。(実際は、塾業界が必死で対策しビジネスにつなげているのですが。。。)

熱心な家庭は、小学低学年から中学受験を意識した塾に通わせ、家庭教師を併用したり、他の家庭に負けまいとみなさん必死です。特に私立で、有名な学校は、どの学校も問題が難しく、大人が解いても簡単に解けない問題も多数あります。

私の経験でも、国立大学医学部の学生に算数の問題を出しましたが、誰も解けなかった問題もあります。方程式や平方根など、数学を使った解き方ができないため、頭の柔軟性や、同じ傾向の問題をある程度解いて、解き方に慣れる必要があるからです。

しかし、学力のある大人にもすぐに溶けないような問題を、塾や人に教えてもらい、訓練しただけで解けるようになるのか?

そんな疑問は塾を経営し始めた当初からありました。10年後の私なりの結論です。

  1. 中学受験では、努力で埋めれらない個人の能力差が出やすい
  2. 特に算数、国語に見られ、理解力、論理的な思考能力の個人差や成長差は大きい
  3. 論理的に複雑な問題は、いくら練習しても理解できない子が多い
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中学受験の問題は、勉強量を増やしたからと言ってできるようになるものではない

中学受験で成功する場合、小学校の勉強だけでは難しく、塾に通うことは必要不可欠です。しかし、塾に通ったからと言って、難しい入試問題が、解けるようになるとは限らないのです。

本人がいくらやる気を出したとしても、(やる気にも個人差は大きくありますが)解決できない問題がそこにはあります。それは、時間的な量の問題で解決するわけではなく、スポーツと同じで、人それぞれ、成長段階での限界があります

例えば、ソフトボールの遠投を考えて見ましょう。もともと10メートルしか投げれない子供を、50メートル投げる練習をやらせ続けてもなんの意味もありません。それどころか、肩を壊し、スポーツができなくなる可能性さえあります。勉強もそれと同じだと思います。中学受験を、大学受験のように、短期で無理矢理知識を詰め込むやり方では今後副作用で勉強嫌いになり、本番の大学受験に向けてマイナスにしかならない事態が起こってしまうかもしれません。

勉強の量、宿題の量、は多ければいいというものではなく、その子供に適した量と、質があるものです。特に中学受験は、そういったところに気を配りましょう。その子にとって適した質の問題を、少しずつ量を増やしながらレベルアップしていくこと、無理をせずに一歩ずつ前進すること、そこを大切にすれば、きっとその後の勉強に中学受験は大いに役立つでしょう。

 

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