5教科ともに平均点がとれず得意科目がない

公立中学校でなかなか平均点がとれない、しかも特に得意な教科があるわけでもなく、とにかく高校受験や大学受験が心配。

かといって、本人は勉強に対して危機感がなく、家に帰ってきてもゲームばかりで、本当に高校へ行きたいのか?勉強ができないし、嫌いだし、やる気がないので、ほんとにどうして良いかわからない。。。。そんな子は案外たくさんいます。

私の塾は個別指導塾なので、そのような子供たちに毎年出会い、どうしようか、どうするべきか、プロである私も悩むことが日常茶飯事のようにあります。

世の中は、勉強ができる、すなわち、偏差値が高い子供たちが、すばらしく、そして、勉強ができない子よりも努力していると考える傾向があります。学校の先生もそうです。テストの点数は悪い子供は、どこか怠けている、もっと勉強しなさいとよく言います。

果たして、本当に勉強ができない子は怠けているのでしょうか?

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勉強にやる気がないのは怠けているのではありません

勉強ができる子は、才能やセンスに恵まれているので、学校の授業を簡単に理解することができます。勉強ができない子はその逆です。教科書も何を書いているのかわからず、学校の先生が何を言っているのかも理解できません。授業が苦痛です。自分の身を守るために、ぼーっとするか寝るしかありません。

成績は、努力の量に比例しないのです。

勉強が苦手な子は、やらなければならないとわかっていても、その苦痛に体が言うことを効かないのでしょう。残念ながら学校は、他の生徒もいますから勉強のできない子に丁寧につきあっている時間はありません。どんどんおいていかれる結果となるわけです。

そんなときのために塾に通っているという方もいるとは思いますが、もし、個別指導(1対1)の授業を、毎日受けることができるなら効果もあるでしょう。しかし、ほとんどの方が週に数回です。それでは、焼け石に水の状態(成績に関しては)であることも多いのです。

勉強が苦手な子の将来をどうすれば良いのか?

残念ながら日本社会は、勉強ができる子の将来の選択肢が豊富にあります。勉強ができるからと言って、社会で立派に活躍できるとは限りませんが、ほとんどの家庭の子供が勉強を最優先に、塾に通わせ、教育投資をします。

しかし、勉強が苦手な子はいくら時間とお金を投資しても「勉強」に関してはなかなか成果が上がりません。だからといって、塾をやめたり、勉強をするなというわけではないのですが、得意な子に比べると、「対費用効果」は少なく、親にとっては辛い日々が続きます。

ではどうすれば良いのでしょうか?将来大丈夫なのでしょうか?

まずは今の状況を肯定的に考える

今の状況を嘆いていては、いくら子供たちをしかったところで、そして、いくらお金を使ったところで状況は変わりません。

まずは、今の現状を受け止めましょう。

受け止めるとはどういうことか?それは、今の点数のままで今後の選択肢を考えるということです。「努力して、勉強して、点数挙げて」少しでも良い高校、大学と考えると、どんどん子供たちは追い込まれて、ますます勉強にやる気がわかなくなります。追い詰めて勉強ができるようになるのは、勉強が得意な子です。

今の点数や状況で行ける高校がない場合はどうしましょう?

そんなことはまずありません。高校は義務教育ではなく、試験が必ずあるため10点や20点ではどうにもならないと思われていますが、行ける高校がないというわけではありません。定時制や通信高校も立派に高卒資格がとれ、大学進学も可能です。「底辺校はいやだ。」という方もおられますが、それは偏見です。もちろん、良いイメージの高校へ行きたいと思うことは当然ですが、その考え方が子供を追い詰めるのです。

人間にとって一番大切なことは、心も体も健康にいることです。勉強が苦手だからといって、無理やりさせてもいいことはありません。するように仕向けることは大切ですが、力づくでさせても効果がないのです。日々遅刻せず学校に通い、友達とコミュニケーションがとれて、規律を守る子であれば行ける高校は必ずあります。

作文と基礎計算の徹底

塾に通っているならば、このどちらかから徹底してもらいましょう。作文ができると、国語の点数は大きく上がります。また、文字をしっかりきれいに書くことができることは今後の進学や就職に役立ちます。文字がきれいな人は、男女問わずとても印象がよくなるものです。また、基礎的な計算であれば、才能がなくても努力で必ずできるようになります。計算が確実にできれば、数学で0点ということはなくなるはずなのでとても重要です。他の教科は選択問題(記号で答える)があるので、ある程度知識を丸暗記する力があれば、多少点数は伸びたり、努力が成果になりやすいので、作文と基礎計算を塾でしてもらうことをおすすめします。

理科か社会が得点になりやすい

理科や社会は、知識の丸暗記で得点をすることができます。どちらか興味がある方を、継続的に取り組みましょう。少しでも自信になれば大成功です。欲張るのは禁物です。

内面(性格)を鍛える

友達とのつきあいを大切にする、礼儀作法を身に付ける、部活動を最後までやり抜く、好きなことに努力する、先生と良い関係を築く、など、

性格の良さや、自分の内面を磨きましょう。「私はできない子」と思わせないように、親は子供のできる部分を見つけ褒めて自尊心を大切にしてもらいたいです。それは、スポーツでも音楽でもなんでもよいのではないでしょうか。それは、必ず高校生活に良い影響を与えます。

高校進学のその後

高校進学を果たせば後は、その中で頑張ることは、中学生活よりはるかに楽なはずです。

学力が近い子たちが周りにいますから、努力が結果になりやすいのです。中学校で心が消耗しないでいた子は、高校で必ず頑張れるはずです。それが、例え底辺校であったとしても、努力している子は必ず先生の目に留まり、その後の進学も道が開きます。

勉強が苦手な子にとっては、高校の勉強の方がやりやすいということをよく聞きます。難しいことは多くなるのだけれども、その子に合ったテストであったり、進学先に合わせた学習ができるからです。

その学習にまじめに取り組むことができれば、中学のときに成績が自分より上だった友達にも追いつくことができたり、学歴や就職で逆転することも全然可能なのです。

親がもっともやってはいけないこと

この子は勉強できない、怠け者だと、人前でけなしたり、子どもの前で嘆いたりすることです。塾を運営していると、ときどきこのような親に出会います。ダメな子などいません。

また、塾などにたくさん通わせて、上のレベルの高校に行くことが、人生すべてであるかのような錯覚を植え付けることはよくないと思います。

 

 

 

 

 

 

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