地方公立高校から大学進学を目指す良いところ

地方に在住していると、

子供をこのままここで高校まで行かせて大丈夫かな?
とか

我が県の教育レベルは都会には敵わないなとか

テレビで見る都会の中高一貫校の教育方針を見てびっくりしたりとか

都会では地方で考えられないお金をかけて、毎日のように長時間塾に通っていることを聞いて
絶対うちには無理と思ったり、

何かと大学受験に向けて不安を抱いてしまいがちです。

でも、地方は地方でとても良いことがあります。
それを整理しておきましょう。

まず前提として、学習レベルには都会も地方も差はありません。
使っている教科書も問題集も同じですから、
都会の高校の方が教育が上ということは全くありません。

その上で、
地方の中高一貫校ではない
公立の進学校の良いところを三つ

①指定校推薦がとりやすい

そこまで優秀な高校ではなくとも、地方では有名大学の指定校推薦枠を多く持っています。
都会の学生が驚くほどです。
私立大学だけではなく、最近は国立大学の推薦枠もどんどん増えています。
都会より圧倒的に競争率も低く、比較的内申も良い成績がとりやすいため、狙い目です。

②国公立大学の地域枠を使えるため地元の大学に合格しやすい

センター試験ありの推薦、なしの推薦と、最近は国立大学も推薦試験のオンパレード。
その是非は別として、センター試験では点数が全然足りない人が、秋に国立大学への合格を決めていくのをよく見ます。医学部などは地域の現役生優先枠などもあります。

③都会への憧れ、一人暮らしへの強い欲求、別世界へ興味など、誘惑の少ない地方ではあらゆる若き欲望を勉強へのモチベーションに向けやすい

地方の遊び場と言えば、寂れたゲームセンターかカラオケぐらい、
都会と比べ、イベントやコンサート、深夜の遊びも少なく誘惑も少ない。
そして、そのことから、都会の一人暮らしに憧れる高校生は非常に多く、
それが、強烈な勉強へのモチベーションに繋がることがよくあります。
何を隠そう私がそうだったのだが、私だけなく、都会に憧れる地方高校生は今でも多いです。

全国どこでもネットに繋がる今
レベルが高い映像授業を安価にどこでも受けることができます。

そういう意味では、隣に大自然があり、勉強に集中できる環境で、
体を動かしながら、のびのび勉強できる地方の高校は、

満員電車に毎日揺られて通学しなければならない大都市の高校より
本人の力をもっとも伸ばしてやれる環境なのかもしれません。

注意点があるとすれば、

地方高校は

同じレベルを競い合う友達やライバルが少ないという可能性があります。

塾や図書館の自習室を利用しながら、お互いを高め合えるような友達か、ライバルが見つけることが理想かもしれません。

しかし、最後は自分との戦いが受験なので、結局は地方も都会も関係ないでしょう。

「地の利」を最大限に活かして受験を乗り越えてもらいたいです。

地方でも大丈夫

 

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