前回記事(子供の成績は持って生まれた能力つまり遺伝で決まるとしたら親は何をすべきか?)でも紹介しましたが、
行動遺伝学で検証されている学習能力の遺伝の割合は

「IQで70%以上、学力で50~60%」

です。

参考文献

しかし、上記著には

遺伝的能力以外の部分、
つまり
「環境」の
影響についての具体的な例、

どのような環境が、子供にとって最も適切で、遺伝能力を最大限に引き出せるか?

という親にとって最も肝心なところが語られているわけではありません。

ただ、それについての言及はあります。

著書を読むと、
「具体的な環境の影響についてはわかっていない、
検証しなければいけない要素が多くかつ複雑すぎて、
科学的に検証するには不可能に近い」
とのことです。

もし、学力の遺伝率が50%だとしたら、
残り半分は環境で決まるわけですから、
ある程度、親の教育方針、学校の教育方針は、子供たちの学力に影響を与えることができそうなものです。

しかし、実際はそう簡単、単純ではなく、
驚くべきことに、進む学校(環境)が全く違っても、最終的な(成人)での有意な能力差は生じないのです。
私の経験上でも、進む学校の違いは子供たちへそこまで大きな差を生んでいるとは思えません。
優秀な子は少々偏差値が低い学校へ行っても大学進学への障害はないし、
仮にその生徒が志望大学進学に失敗し、ランクの低い大学へ通ったとしてもその能力を活かして就職で成功したりします。
(その逆もあります)

上記著書を読めば、その理由もなんとなく理解できます。(ここでは詳しく説明致しません)

しかし、最も重要視したいことがあります。

親が
子供に対する
「遺伝的向き不向き」
を見極めて、それを受け入れることは、
子どもにとって、能力を発揮する発現させる環境を選択、そして作っていく上ではとても重要だと言うことです。

下記表をご覧ください(これも上記著書からの抜粋)

さまざまな形質の遺伝率

これは、いろいろな形質の遺伝割合を表にしたものですが、(行動遺伝学で立証されているもの)
これによると、
数学は突出して遺伝割合が大きく80%以上
対して外国語は50%と低く、環境の影響が大きいことがわかります。

つまり、親は自分の子供の遺伝的な能力をある程度把握し、環境の整え方、
集中投資する分野を戦略的に考える必要があります。

例えば、数学が苦手な子どもの成績を伸ばそうと、勉強時間の大半を数学の勉強に費やしたところで
結果は、思うように上がらず、お金と時間を浪費してしまいます。
その時間とお金を英語習得にかけた方が、人よりも成果を大きく上げ、子供の将来に大きく貢献したかもしれないのです。

恐ろしいことに

苦手教科の点数を伸ばすことを目的に子供を塾に通わせている人は多いと思いますが、
実は、それがもっとも非効率的な投資の仕方である可能性があります。

得意分野、得意教科にとことん力を入れた方が、子供の将来にとって有益であることは遺伝的に間違いなさそうなのです。

では、実際、具体的に、我が子の遺伝的能力の判断を
どのように行って、そしてどのような環境を用意していけば良いのか?

先程も言いましたように、この判断は、科学的に証明するのは至難の業です。
AI技術が発達し、これから少しずつ解明が進むかもしれませんが、
このブログを読んでくださっている方々は、
「今」
答えがほしいはずです。

そこで、恐縮ですが、

私が今まで塾で教えてきた経験をもとに、遺伝的能力をどのように判断して

それを、学年別(小学高学年から中学、高校)、
教科別にどのように活かしていけば良いのか?

判断の目安を整理していきたいと思います。

興味のある方は
次回更新(いつになるかわかりませんが。。。。すみません)を
チェックしてくださると嬉しいです。(目標6月初旬)

 

スポンサーリンク

Twitterでフォローしよう