何をしても成績が上がらない人は、上がらない
残念ながら、学校の成績は遺伝で「ほぼ」決まります。
いくら、それを否定したところで、残念ながら、それは行動遺伝学という分野の論文で証明されています。今、現在、それに反証する論文は見当たりません。
同じ1時間の勉強をしても、簡単に100点をとってしまう人もいれば、本当に頑張っても半分の点数をとれない人がいます。同じ人が、同じ方法で教えてもその差を埋めることはできません。
また、
学習能力(認知能力)は、11歳頃までにほぼ下地が完成するため、その後にどれだけ環境を整えたとしても、その伸び幅はたかが知れています。
つまり、
中学生以降に、親がいくら勉強しろとやかましくいっても、成績が劇的に変わることは「まれ」なのです。
劇的に変わった人は、もともと、遺伝能力が優れていたが、何かの理由でその能力が発揮できていなかったり、何かのきっかけで眠っていた才能が発揮されたからです。
残念ではありますが、それが現実なのです。
当ブログを読むと、それが真実であることがわかって頂けると思います。
だからといって努力を否定しているわけではない
では、遺伝的に学習能力が低い人は、勉強をしなくてもいいのか?
そんなことは言っていません。
学校の成績は、あくまでも「相対評価」です。
つまり、努力をしても、周りの人よりできなければ成績が下がり、努力をしなくても周りの人よりもできれば成績が上がる。ただそれだけです。
勉強は、現代の人間社会で「食っていく」ために必要不可欠です。
勉強ができる方ができない人よりも稼ぐ確率が圧倒的に高いのも真実です。
生きていくために、勉強から逃げることはできないのです。
では?どうすれば良いのか?
そのヒントがこのブログにはたくさん書かれています。
学校の成績が悪くても、社会で大活躍している人はいっぱいいます。
遺伝的に、学習能力に優れていなくても、成功している人、安定した生活をしている人、幸せを手に入れている人、そんな人たちを私はたくさん知っています。
このブログでは、
まず、「学校の成績は持って生まれたものでほぼ決まる」という「不都合な真実」を受け入れてもらいます。
そして、
その上で、子供たちが持っている能力を最大限発揮する方法を模索します。
どれが正解かは、なかなかわからないでしょう。人によって正解は、千差万別あります。
でも、親が考え方を変え、子供たちに合った長所を見つける努力を怠らなければ、その力を伸ばす方法は必ず存在します。
そして、よりよい将来を手に入れることが必ずできます。
ますは、子供の、今の学校の成績に悩むことをやめましょう。そして、新しい情報をたくさん仕入れて、悩み、考え、
親が、新しい自分になりましょう。