サイトアイコン 成績が上がらない小中高生 誰も教えてくれない真の原因

「失敗しない塾選び」間違いだらけな親たちの常識

教育費がかかる塾

目次

塾を選ぶ一般的な理由

みなさん、塾を選ぶときにどのように考えて選びますか?

①ママ友に薦められたから、良い噂を聞いたから

②志望校への実績が良いから

③集合塾より個別指導や家庭教師がいいと思うから

④大手塾だから、宣伝や新聞広告が良かったから

⑤家が近い、仲の良い友達が通っているから、兄弟姉妹が通っているから

などなど

一般的な塾選択理由は、このような感じの理由が多いのではないでしょうか。

しかし、これらの理由には、子供たちにとって、塾がただの無駄になり、教育費をどぶに捨てるようなリスクがたくさん含まれています。

塾なしでは不安、家ではまったく勉強をしない、親では教えられない、他の子はほとんど塾に通っている。そのような理由で、親たちはどうしても、子供を塾に通わせたくなります。それが、少しでも良い学校へ合格し、最終学歴を良くする最善の方法だと思っているのです。

その気持ちは痛いほどよくわかります。

しかし、

現実問題として、塾に通ったからと言って、成績が上がる保証はどこにもありません。「成績が上がる」理由のほとんどは、「塾に通っていること」が理由ではないのです。塾はただのきっかけにしかすぎなかったり、環境を提供しているにすぎません。

結局は、成績が上がる理由、原因は子供たちは自分自身の力、そして家庭家族の環境づくりの努力で乗り越えていく場合がほとんどです。(勉強を無理やりさせているという意味ではありません)

つまり、塾が子供たちの成績を上げているのでなく、子どもやその家庭が塾を上手に利用することで成績が上がります。

しかし、塾に通いながら、その道具を上手く使わない、使えない子供たちはたくさんいます。

当然、そのような状況には陥りたくないですよね!

 

塾選び方の注意点

では、親は、どのように塾を選べば良いか、検証してみましょう。

 

①ママ友に進められたから、良い噂を聞いたから塾に興味を持った場合

同級生の子を持つママ友の場合、本当に良い塾は、あまり人に薦めたりしないと思います。なぜなら良い講師の取り合いになるからです。自分の子供が卒業したあとで、薦めるのであればまだわかります。よくある紹介は、一人で通うのが不安であるとか、みんなで渡れば怖くないという心理が働いていることが多いでしょう。

体験授業や広告だけでは、本当に良い塾かどうかなんて判定は難しいものです。

対策としては、本当に子供に必要な力を補ってくれる塾かを自分の目で検討する必要があります。
他の選択肢も勇気を持って検討しましょう。

 

 

②志望校への実績が良いから塾に興味を持った場合

実績はあてになりません。実績が良いのは、優遇措置などをとり、優秀な生徒を集めることが上手なだけの塾かもしれません。その場合、成績下位の人は切り捨てられ、授業料だけ搾取されます。

自分の子供にとって、良い授業かどうかは別問題です。

ただ、その志望校合格レベルの生徒が他にもいて、競争や情報があることは間違いないでしょう。

 

 

③集合塾より個別指導や家庭教師がいいと思うから塾を探す場合

個別指導や、家庭教師は講師の力量で天と地ほどの差が生まれます。

まあ、力量のある講師を掴んだときは、誰にも言わず、何がなんでも確保しておくことです。それは、プロ講師でも当たり外れは大きいでしょうし、学生講師でも大当たりの講師はたくさんいます。外れを引いてしまうと、お金の無駄でしかありません。常に授業内容のチェックはしておきましょう。

また、下記の記事には必ず目を通して頂きたいです。

 

 

④大手塾だから、宣伝や新聞広告が良かったから塾を選択する場合

安い授業料には必ずカラクリがあります。

また、大手塾がテレビCMを打つ広告費を考えてもみてください。大手で良いと思うのは、大学受験向けの映像授業くらいでしょうか。でも、今の時代、無料でも良い映像授業がたくさんありますが。。。。ちなみに、私の塾は、新規に塾を立ち上げた10年以上前に数回新聞広告を打って以来、広告費は一切使っていません。

良い塾は、あまり派手な広告は打っていないと思いますよ。

自分の足で歩いて探しましょう。

 

 

 

⑤家が近い、仲の良い友達が通っているから、兄弟姉妹が通っているから

勉強は楽しいものでないといけません。嫌いなものに熱中できるはずがありません

「楽しい」という言葉には語弊があるかもしれませんが、少なくとも「好奇心」をもって取り組み、
達成感や、知識欲を満たしてくれる勉強を、いやいやするようでは、100%成績は伸ばせないと言えるでしょう。つまり、本人が少しでも塾に「行きたい」、この塾に「行ってみたい」という気持ちがない場合は、塾に行くのは後回しにして、ほかにすることがあるはずです。

その場合、まずは、向上心や、好奇心を育てる家庭環境が必要です。

塾にやる気スイッチまで押しもらうことを期待することは非常に危険です。良い塾はその努力はもちろんしますが、効果的に作用する場合はほとんどありません。ましてや、世に出回っている広告にあるような、劇的に変わることなどないと思ってよいでしょう。

 

まとめると

「塾に成績をあげてもらおう」

という気持ちで塾を探しても、きっと子供にとって一番の塾は見つからないことが多いでしょう。

それよりも「今は小さい子供のやる気を大きく育ててくれそうな塾はないかな?」という気持ちで塾を探してみましょう。

勉強しない、できない、点数が悪い、学校の授業がまったく理解できていない、あとは塾に頼るしかないという状況で塾を探す場合は、テーマや教科を絞って探すことです。まずは、目の前の状況を一歩改善する。あまり大きな期待をしすぎないことが重要になってきます。

また、教育費をたくさんかけたからといって成績が上がるとは限りません。しぶしぶ高いお金を出すのではなく、納得して、この内容ならこのくらいは仕方がないと理解してお金を出しましょう。そすれば、成績が上がらない、下がってしまう場合でも、塾の成果がどのくらい出ているのか出ていないのか冷静に判断ができます。

基本は、お子さん自身、親自身の努力が必要なことを忘れないで塾を選択しましょう。そうすれば、きっと良い塾が見つかるはずです。

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