サイトアイコン 成績が上がらない小中高生 誰も教えてくれない真の原因

地頭が悪い子供の成績を上げる唯一の方法

努力と書かれた紙

目次

地頭の良い悪いの差はとてつもなく大きい

当サイトの人気記事である下記記事では、一般的に頭が良い、悪いと言われる子供たちの差はとてつもなく大きいことに触れました。

残酷すぎる「頭が良い」「頭が悪い」の真実

 

例えば、知らない英語の単語を10個を中学生1年生に覚えさせたとしましょう。

事前に、暗記の仕方の効率の良い方法も教えておきます。もちろん、中学生であれば、それまでに知識の暗記を訓練したことがない子供はいないでしょうが、念のため、丁寧に教えておきます。

そして、英語は幼少期から英会話教室に習っている子供たちも多いため、比較対象を公平にするために、一般の公立小学校に通い、そして、中学から初めて英語を本格的に学習する中学1年生の6月頃という設定で話を進めます。

発達障害と診断されるような子供を除いて、「地頭が悪い」と言われる子に新しい10個の単語を覚えさせたとします。

すると、10個の単語を覚え終わるまでに、30分以上かかることもあります。たった10個の単語ですが、10分では、おそらく半分も覚えられないでしょう。

これが、地頭が良い子供だと、5分程度で完璧に覚えてしまいます。10分もあれば十分といった感じなのです。あくまでも、知らない単語を10個覚える時間であって、もちろん知っていた単語は省きますが、これだけの差が生まれます。

そして、問題はそのあとです。

一回、全問正解をして覚えた単語を次の日にテストしてみます。

そうです。

ご想像の通り、地頭が悪い生徒は、覚えた単語をほとんど書けず、良い生徒は、ほとんど書けるのです。

この差が、「毎日」の授業で成績となって、広がっていくのです。

ぞっとしませんか?

 

親は「成績が悪い」ことを怒るより子供を周囲から守るべき

 

このように、地頭が良い子供は、地頭が悪い子供に比べて、「小さな努力」で成績を維持できます。そして、そのセンスを活かして努力を大きくすれば、難関と呼ばれる高校や大学へ進学していきます。

 

地頭が悪い子供は、努力しても、相当に大きな努力でないと、成績を上げていくことができません。それどころか、多少の努力では、学年が進むにつれて、学習内容を理解することもできず、周りから、努力していない、勉強できないというレッテルを貼られ、毎日の授業が苦痛でしかなくなっていきます。当サイトで何回か紹介した学習性無力感に陥っていくのです。

 

つまり、地頭が良い子と「同じ努力の量」では、いばらの道が待っているのです。

 

そんな状況の子供をもし見かけたとき、

もっと勉強しなさい、なんて点数なの!

と怒る親の気持ちはよくわかりますが、怒ったところでどうにもならないのはわかっていただけるでしょうか。

教育委員会や文科省に対し、英語数学と同様に、体育や音楽の能力、そして人間的な能力を同等に評価して高校進学の道を作るべきだ!

などと、運動をおこして子供を守ろうとする親や先生が出てきてもいいのではないでしょうか。一部にスポーツ推薦やAO入試などありますが、まだまだ、同等な評価とはほど遠い状況です。

 

地頭が悪い子供の成績を上げる方法とは?

 

しかし、地頭が悪いからといって、残念ながら、勉強から逃れることはできません。少なくとも高校卒業までは、勉強への努力はどうしても必要になります。地頭が悪くても、コツコツ努力しさえすれば(努力量の多少の差はありますが)、最低限の点数を確保できる子はたくさんいます。

また、地頭が悪くても良い成績をとり続け、道を自分で切り開いていく子供に出会うことも少なからずありあます。

全く勉強しようとしない子供、できない子供と、

地頭が悪くても粘り強く、勉強し続ける子供との差は、いったいどこにあるのでしょうか?

これについても当サイトでは、いくつかヒントになる記事を書いて来ました。

 

 

おそらく、ポイントは、「自己コントロール力」もしくは「意志力」ともいいいますが、ここにあると思います。

大人である あなたも、学校の先生や塾講師も、なかなかブログ更新が続かない私も、同じです。

ダイエットに成功して、その体重を維持できる人、すぐに失敗する人、

日記が続く人、続かない人、

運動を続けられる人、続かない人

家計簿をきちんとつける人、そうでない人。。。。。

私自身も耳が痛いですが、結局、「こうなりたい」と思う自分に対して、「やらなければならない」ことがわかっているのですが、それを「やり続けること」ができない。

それが、人間なのですが。。。。。。

地頭が悪いにもかかわらず、成績を伸ばし、道を切り開いていく子供たちは、そのハードルを乗り越える「自己コントロール能力」があります。

地頭が良い子でもこのハードルが少しでも高いと逃げてしまう子は、その後大成することはありません。

地頭が良い子にとっての勉強というハードルは低いため、軽々と超えることができますが、社会に出て違う種類のハードルに躓く子は多くいるわけです。そんな大人は探せば周囲にもたくさんいるでしょう。

地頭が悪い子で、成績を上げる子は、ハードルを越える力があります。これも特技です。そのような子は、少しずつでも結果を積み重ねることができます。

そして、最も大切なことは、この力「ハードルを越える力」「自己コントロール力」は、

地頭力と違い

伸ばすことは可能だということが最近の研究で、科学的にも解明されつつあるようなのです。

親は、子どものこの力(自身の力も含め)を伸ばすことが最優先にすべきことなのです。

では、具体的に、どのようにすれば、この「自己コントロール力」を鍛えれば良いのか?

脳科学や心理学、そして塾での経験を元に、中学生や高校生に役立つ方法を考えてみたいと思います。

下記記事をご覧ください

 

親子で自己コントロール能力(自制心)を鍛えて成績を上げよう

 

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