サイトアイコン 成績が上がらない小中高生 誰も教えてくれない真の原因

問題をたくさん解いても点数が上がらない中学生に欠けていること

目次

問題をたくさん解いてるのに成績や点数がなかなか上がらない

わたしたプリントを解いて、どんどん答え合わせをして、そして赤ペンで丸付けをして、そしてまた次のプリント、問題集を解いていく。毎日着実に机に向かって「勉強」しているにも関わらず、成績が伸びない生徒たちを多く見かける。

真面目で、学校の宿題もしっかり提出し、授業もきちんと聞いている。なのに、実力テストや受験レベルの問題になると、思うような点数がとれない。平均点が低い難しいテストほど結果が出ない。そんな人に心当たりはないだろうか?

私の塾には、自習時間にコツコツと英単語を練習し、社会の授業ノートを写しながら復習し、何枚もプリントを黙々と解く生徒がたくさんいる。しかし、その多くの子供たちは思うように成績が上がらない。そういう子を見たら私は意地悪く質問する。今書いていた単語が読めるかどうか、そしてもう一度、何も見ずに書けるかどうか?

案の定、私の突っ込みに、完璧に答えることができる生徒はほとんどいない。

もし、自分の子供がそうだ!と思う親がいたら、勉強した後のノートを持って質問してみてください。間違っている箇所と同じ問題をもう一度解けるか聞いてみてください。もし、成績が思うように上がっていない子であれば、おそらくその質問に答えることができないでしょう。

 

問題を解く作業に満足して終わっている

そのような子供たちは、勉強をすること=ノートを書くこと、問題を解くことだと思っている。書いたり、読んだり、丸付けをして、答えを写すことで、自分が成長していると錯覚してしまっている。

当然のことながら、それを続けても成績は伸びない。インプットもアウトプットもできていない。そして、何がわかって何が自分にはできないかを掴むことができていないから次にどうすればいいかもわからない。そして、その状況の自分に不安を感じるからさらに別の問題を解きたくなる。。。。。悪循環だ。

悪循環から脱する唯一の方法は「意図的な練習」

「意図的な練習」とは、自己分析をして自分にとって本当に必要なことを進めること

あなたは何か極めたいことがある場合、どのような練習をしてきましたか?

極めたいことがある場合、上手な人に教えてもらったり、見よう見まねで練習しますが、最初はなかなか上手くいきません。しかし、どうしても上手くなりたい場合、どのように練習するでしょうか?

とにかく何も考えず練習を続ければ、上手くなるでしょうか?極めることができるでしょうか?

練習しても上手くならない人と、着実に上手くなっていく人との差は何だと思いますか?

これを調べた人がいます。過去の記事でも何度か紹介しましたが、下記の本を書いた人です。

この本の著者は、さまざまな分野に共通して言えることとして、力が伸びる人、一流にまで伸びていく人は例外なく「意図的な練習」をたくさんしていると結論付けています。勉強はもちろん、スポーツや音楽、全ての分野に言えることです。

今の自分には、達成したいことに対して、どこができていなくて、今何が必要で、そのために何をしなければいけないのか?勉強を進めるときは常にそれを考えます。それが意図的な練習です。少ない時間で成績が維持できる人、伸びていく人、優秀な成績を掴む人は自然にそれができています。

そして、重要なポイントとして「意図的な練習」には集中力が必要で、すごくパワーが必要で疲れるそして時には過酷で楽ではないということです。本当に集中してこの練習をすると、普通の人は1時間くらいしか持たないそうです。

「意図的な練習」をすることができれば時間は短くても成果が出る

単語一つノートに書くときも、どのように書けば覚えることができるのか、どのようにすれば忘れにくいのかを考え、それを実践しながら書く。本当に書けるようになったか、30分後に確かめる。テストに出そうな単語から覚える。など、意図的な練習、勉強をするには、たくさん考えなければいけないことがあり、それを自分で考えることで成長していけるのです。人にこうしろと言われたことをやっても、それは作業になり、意図的な練習にはなりません。

中学生、特に受験生にもなれば、これができなければ点数を伸ばしていくことができません。そして、逆にこれを常にできるようになれば、短期間、短時間で思うような点数をとれるようになるはずです。

高校受験前になると、時々、数ヶ月で学力をしっかり伸ばしてくる中学生に出会います。大学受験の場合は、量が多いため1年近くの時間がかかりますが、やはりこの「意図的な練習」ができている人は学力を伸ばしてきます。

たくさん問題集や過去問やプリントを解いているのに点数が上がらない、成績が上がらない人は、自分には何が必要で、どのような練習をすれば、今の状況を改善できるのか?自分で考えて、そして上手くいかなければそれを修正、改善して、練習や勉強を繰り返し続けてみましょう。きっと結果が変わってくるはずです。

 

 

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