「私は、文系」
「数学は嫌い」
「英語は点数がとれる」
中学生のときから、このように言ってるのは問題である。
私立中高一貫校や、超進学校を目指しているのであれば、致し方ないところはあるが、
数学は大切だ。
なぜ大切か
数学ができない人は、
「物事を順序立てて整理し、原因と対策を見つけて、解決する」
ということができない。ことになる。
中学の数学は、ごく簡単な理論でできている。
それが嫌いということは、
「深く物事を考えること」
が嫌い、もしくは、そうしようとしないことになる。
じゃあ、どうすれば解決できるのか?
私が提案する解決策は?
①理解できない応用問題は解かない
(基本問題はとことん理解にこだわる)
②文章問題をパターンに分け、同じパターンを繰り返し練習する
③英語や国語と同じ点数をとろうとせず、マイナス20点でもよしとする
④数学に時間をかけすぎない。ある程度であきらめる。
⑤公式だけは完ぺきに使い方をマスターする(これはできる)
上のポイントは、
数学が嫌いなのは、自分が理解できないレベルのことをやらされるからです。
まずは、理解できることだけを繰り返し練習し、理解できてから少し難しい問題をする。
自分のペースでいいのです。
理解できると、自信が生まれます。
自信が生まれると、次へのステップに興味が沸きます。
周りのペースにまどわされてはいけません。
急いでどうにかなるものではないのです。
数学は、一歩一歩自分のペースで理解していきましょう。
理解できると面白いものです。
補足
中学の時点で、数学を強く毛嫌いする場合、高校になっても好きになる人はまずいない。
また、日本の中学数学は、高得点をとるのに、「思い付き」や「地頭のよさ」が必要で、
相性が悪く、数学を面白いと感じていない人が、高得点を維持することはそもそも難しく、
訓練するには本人が数学をある程度受け入れて、どこかで興味を抱かないとできない。
社会や理科のように、無理矢理に知識を入れて、高得点をとれる教科ではない。
だったら、無理矢理覚えただけででとれる基礎知識だけを完ぺきにしておくことを最優先にすべきである。
でないと、いたずらに無駄な時間が過ぎていく。
そして、基本だけでもしっかりと理解していれば、そして、それを繰り返し使っていれば、
中3の追い込まれた時期、もしくは、高校になってからでも数学に興味を抱いたとき、十分に取り返しがつくのです。
教科書にある例題 それが理解できれば十分です。
無理に数学をのばそうとせず、取れる問題を確実にとり、好きな他の教科で勝負しましょう。
評点だけであれば、
ほとんどの学校で、
基本をしっかりまじめにしていれば、
ある程度評価は出ます。