一時期より契約者が減ったように感じる通信教材


有名なところで言うとやはり

「進研ゼミ」と「Z会」

でしょうか?

前者は、広く公立小中高中心に、後者は私立校や難関校を目指す子供たちを中心に
契約したことがある人は多いのではないでしょうか。

しかし、実際に通信教材を契約している人(親)から

以下のような話を本当によく聞きます



「やっていない問題が溜まってばかりいる」

「あまりにも子供がやらないので解約しました」

「塾に行き始めたので、あまりやらない通信教材をやめました」

「結局あまり使いませんでした」

などなど




そして、次にこう言います。


「一人でできる良い問題集はないでしょうか?」

「進研ゼミって、本当に良い問題なのか?」

「本屋に行ってもどの問題集が良いかわかならない」

「まだ、通信教材やってるのですが、やらないならやめた方がいいですよね?」




これに近い悩みを抱えている人は多いのではないでしょうか。


塾講師をやっていると、これらの質問や相談を受けることが本当によくあります


これらの悩みを持つ生徒たちを見ていると、
いくつか見落としているポイントがあるように思います。


まず、見落としポイント一つ目

問題集が子供のやる気を出させてくれるという大きな勘違いがある

これは、業者の宣伝文句のせいかもしれません。

たしかに、

解きやすい問題集、答えが丁寧に解説してくれている問題集、文字が大きい、
分厚い、薄いないど、

問題集によって、特徴はさまざまです。

しかし、

どんな問題集でも

それが、子供のやる気を大きく伸ばすことはありません。

例えば、話題になった

「うんこ漢字ドリル」

ですが、

これも、やる気のない子にとっては、ただの漢字ドリル。

多少、ページをめくって、面白いなと解くかもしれませんが、それも一時的で、
継続的に成績が上がるほど、取り組む子供は、他の漢字ドリルでも大丈夫です。

話題になっている中心は、大人の世界。

「子供が楽しんで、漢字の練習をやめなくなった!」

なんて、どこかの誰かに聞いたのかもしれませんが、その話、どこまで信用できますか?

本当にその問題集のおかげて漢字が得意になったのでしょうか?

まず、自分の子供にはあてはまると思わない方がいいでしょう。

通信教育も同じです。

親は、毎月送られてくる、わかりやすそうな問題集を解き始めてくれれば、
「子供は興味を持って、熱心に取り組んでくれる」と思って契約します。

普段の学校の勉強や宿題にいやいや取り組んでいる子供が

その問題集を見て、

「わあ! 面白そう! やるやる!」

なんて言うはずがないのです。(最初の数回はあるかもしれませんが)

つまり、もともと、勉強に対してやる気があり、
もっと、いろいろな問題を解きたいと思う子にしか、通信教育は意味をなさないと思った方がいいでしょう。

良い言い方ではないですが、

「美人も三日で飽きる」

でしょうか。





見落としポイント二つ目


あくまでも学校の勉強+αで取り組むべきもの

「もっと勉強をさせたいから」
「家庭学習用に」
「成績を上げたいから」
「苦手教科を得意にしたいから」

という気持ちで問題集を購入する方が多いと思いますが、

繰り返しになりますが、普段の学校の勉強さえ理解できていない、その量を消化できていない子供に、新たな問題集を買っても意味をなしません。
問題集が、子供を机に向かわせる力があると思うのは幻想です。

通信教材を契約する場合、お勧めする状況は

①学校を先取りして勉強に取り組みたい、またはその余裕がある
②自力でわからない箇所を調べ理解する能力がある
③自力では難しい場合、親や家庭教師が的確なアドバイスをすることができる
④学校の各テスト前に範囲内のすべての問題を解き終わり、+αに取り組みたい
⑤学校とはまったく別に、自分のペースで受験勉強に取り組みたい

上記のような状況では力を発揮すると思います。

逆に、上記のような状況があまりあてはまらず、

本人に、目的意識や向上心、そしてもとより「やる気」がある程度ない場合、
通信教材は溜まりっぱなしになるでしょう。

そしてそうなった場合、契約をずるずると続けるのは得策とは言えないと思います。





見落としポイント三つ目


良い問題集は星の数ほどありますが、完璧な問題集は一冊もありません


実は、良い問題集は人によって変わってきます。
それは人間との相性にも似ているかもしれません。
人によって、やりやすい、わかりやすいは違うものです。
文字の大きさひとつとっても、絵の入り方ひとつとってもそれは違います。


もっと言うならば、この世に良い問題集は星の数ほどあるとも言えますし、
完璧な問題集など一冊もないとも言えます。


それでも、大多数の人が良いという問題集に、効率的に出会いたい気持ちはわかります。

その

良い問題集に出会うために、一番効率的な方法は?


残念ながら、

自分にとって、一番良い問題集を見つけるには、

自分が問題集を見抜く力を養うしか方法はありません。

大きな本屋で、足が棒になるまで立ち読みして、
自分に合ってる問題集はないかを考えながら探す。

親ならば、子供と一緒に勉強して子供の特徴を把握し、
子供に合った問題集がないかを探す。

Amazonでもいいでしょう。レビューをすみずみ読み時間をかけて探してみましょう。


そして、散々選んで購入した問題集の中にも、失敗と感じるものもあるでしょう。

その失敗が、あなたの問題集を見抜く目、そして、自己分析の目を養ってくれます。





遠回りのようですが、

「問題集は時間をかけて自分で選ぶ」

失敗だと思ったら、もう1度、2度でも選んで買い直す。

これが、もっとも効果のある方法だと私は思います。
結果的に安くもつきます。

問題集を自力で進めることができる人は、塾など行く必要もありません。

充分受験で戦えます。

逆に

そこから逃げていて、受験に勝てるわけがありません。




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