「勉強しなさい」

と毎日のように言ってしまうお父さんお母さん

たくさんいることでしょう。

自分から勉強してくれたらどんなに楽か。。。。。


そもそも
「勉強しない」
「勉強が嫌い」
という子供は、もともと勉強が得意でない子が多い。

スポーツも同じで、人より得意だからそのことが好きになり、
頑張れるものです。

しかし、学校に通う限り、
勉強はスポーツと違って、

「やらない」

という選択肢がとれないない。

「やらない」という選択ができないことが、

親子間の軋轢を生む。




しかし、なかには

勉強が得意でないにも関わらず、

勉強を自らし、受験に対して頑張れる子もいる。

また、
受験前まではそんなに勉強に熱心でもなかった子供が、
受験に向けて、徐々に目の色が変わり、

自ら自発的に勉強し、学力を劇的に伸ばし、合格を勝ち取る子も少なからずいる。

どうすれば、

そのような「自発的に勉強する子」が育つのか??



せめて、

宿題や、テスト前くらい、親が言わなくも自分から取り組んでもらいたいものです。

どうすれば、自分から机に向かうのか?

これまた、持って生まれた能力で、どうしようもないことなのか?

 
ここに一つのヒントがあります。

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自分から勉強をしない

テスト前や受験前なのに危機意識を持っていない

勉強に対してやる気がない


そのような子供たちにはある共通点があります。





それは、

「自制心が弱い」

「真面目さ、誠実さに欠ける」

「やり抜く力が弱い」

「好奇心に乏しい」


などです。

これらは内面的な性格に起因するもので、


勉強に対する「自己をコントロールする力」が
上手く育っていない可能性があります。



自ら受験に対し、前向きになるには、
ここをどうにかしないといけません。

負のスパイラル




なんとかなるのでしょうか?


安心してください。

朗報です。





実は、心理学や脳科学の世界では、

「自制心」に代表される
「自己コントロール」の力の研究が進んでおり、

自己をコントロールする力は、どのような状況で力が発揮されるかがわかってきています。

そして、

「自己をコントロールする力」は
日々の簡単な行動で鍛えることができる


ことが実験で証明されているのです。


ここで、とある心理学の本に掲載されている実験を紹介しましょう。


ノースウェスタン大学の心理学者のチームは、2週間の意志力トレーニングによって恋人へ暴力を減らすことができるか、という実験を行いました。
まず、40名の成人(恋人がいる)を適当に3つのグループに割り振りました。
第1グループは利き手ではないほうの手を使って食事や歯磨きをしたり、ドアを開けたりするように指示を受けました。
第2グループは汚い言葉を使うことを禁じられ、「うん」と言わずに「はい」と答えるよう指示を受けました。
第3グループはとくに何も指示を受けませんでした。

さて、2週間後、第1グループと第2グループの人たちは、嫉妬にかられたり、パートナーからないがしろにされたり、あるいはそう感じたりなど、いかにもかっとなりそうなことが起きても、あまり反応しないようになっていました。
しかし、第3グループの人たちにはそのような変化は何も見られませんでした。
(参考文献)




たった2週間です!

しかも、利き手ではない手を使った、丁寧に返事をした。

たったその程度で、まったく関係がないかのように見える

「対人への自己コントロール能力」

が上がるのです。



この本の著者は、


意志力(自己をコントロールする力)は、
筋肉のように鍛えることができる



と結論付けています。


ポイントは3つです。


①意志力(自己をコントロールする力)を司る「前頭前皮質」(脳の部位)に健康的な生活を送る(睡眠をしっかりとり、適度な運動をするなど)

②意志力を鍛える習慣をつける(前述にあるような小さなことから)

③脳の性質を上手く利用する(興味のある方は前述の本で)



本題に戻ります。


子供たちは、案外
「勉強はしなければならない」
ということはうすうすでもわかっているようです。

ただ、誘惑に負けて、「自分をコントロール」できないのです。


つまり、


子供を「自ら勉強する」ように育てるためには、


「自己をコントロールする力」を育てる必要があります。



そして、

親は、この力を育てる環境を整えていく必要がありそうです。



私からの提案として
まず、簡単に始めることができるものから、ハードルが低いものからとりかかることをお勧めします。
ここでは、「継続」が何よりも大切です。

また、ポイントの②にある意志力を鍛える習慣として、
親子で毎日10分でも一緒に勉強するとか、同じ空間で机に向かって自分の課題に集中するとか、
短い時間で簡単なことから始めてはどうでしょうか?
「継続は力なり」です。
1日10分なら忙しいは言い訳にならないはずです。




自ら勉強しだす



上手くいくかいかないか

それは、親であるあなたの意志力

「自己コントロール能力」

にかかっているのかもしれません。